今の家に住んでかれこれ20年。家電や設備が続々と痛んできたことを感じます。そんな中トイレの水がちょろちょろとは言え止まらなくなりました。
便器内の水が止まらない場合の応急処置
便器内にちょっとだけちょろちょろ出てるだけとは言えそのままにしておくとおそらく水道代が高騰すると思うので、とりあえず止めねば!ということで毎回トイレ内の止水栓を止めようかと思ったのですが、我が家の止水栓が固くてなかなか回らないし、水道の元栓を止めちゃうと水が止まってしまうのでとりあえず応急処置。

タコ糸で浮き玉を釣り上げて水が出ないようにしてます。
戸棚にタコ糸を巻き付けてひと巻き外せば水が出て、また巻き戻せば水が出るようにしてます。
これで何とか水が出続ける状態からは脱しましたが、さすがにこのままでは嫌なので自力で修理してみることにしました。
水漏れ原因はオーバーフロー管
我が家はINAX(現在のリクシル)製のトイレなのでWebで原因を確認すると、どうやらオーバーフロー管の破損らしいので、オーバーフロー管ごと交換します。
最初タンク内のゴム玉を触ると手が真っ黒になったので、単なるゴム玉の劣化かと思ったのですが、オーバーフロー管を触るとぐらぐらするのでおそらくここが割れていると判断しました。
トイレタンクの側面にある品番からパーツを確認して、アマゾンで探すとちゃんと純正品がありました。
すごいぞamazon!ちょっと高いけど修理依頼するよりは安くつくのでこちらを購入。
ちなみに届いた荷物に何の説明書もなかったので、交換手順は自分で調べろということらしいです。とはいえそんなに難しい手順はないです。
用意するもの
- モンキーレンチ
- ウォーターポンププライヤー
- マイナスドライバー(止水栓を止める場合)
- ラチェット(あると便利)
- ゴム手袋(素手でゴム玉を触ると手が真っ黒になります)
- バスタオル等下に敷くもの

右がモンキーレンチ、左がウォーターポンププライヤーです。プライヤーは持ってなかったので、オーバーフロート管と一緒に注文しました。
タンクを外せば交換は簡単
まずはタンクを外します。トイレ内の止水栓を止めるか水道の元栓を止めます。タンク内の水も先に全部流しておきます。

給水管の左側のナットをモンキーレンチで外します。外すとパイプ内に残っている水が少し出るので、バケツを置くかバスタオル等を敷いておきます。
外すときに中の浮き球などとつながっている黒い部分を抑えながらナットを回します。ちゃんと押さえておかないと中のパーツがぐるぐる回るばかりで全然外れませんよ。
次に、タンクの下に2か所ナットが締めてあるのでそこを外します。
しかし家のトイレが狭くいし、タンクの下なのでよく見えなくて結構苦労しました。
結局モンキーレンチでうまく外せなかったので、プライヤーでつかんで外しました。
ラチェットがあれば絶対楽だろうなぁと思ったけれども持ってないので仕方ないです。

ナットを3か所外せば後はタンクを持ち上げれば簡単に外れます。
陶器製なので衝撃を加えると割れてしまうので、あらかじめバスタオル等を敷いて置き場所を確保しておきます。
写真はタンクを外したところ。むっちゃピンボケ。
ちなみにタンクの重さですが、そこそこ重いですが、女性一人でもそんなに大変ではない程度です。腰をひねらないように便器にまたがる形で正面から持ち上げればそれほど重くないです。(中年女性、腰痛なし、割と力持ちです)おそらく米袋10kgを持ち上げるより楽です。

外したタンクの底です。この白いプラスティックの部分をウォーターポンププライヤーで回して外します。すべて交換する部分なので傷とか気にせずグイっと回せば簡単に外れます。

新旧のパーツです。右が新、左が旧。すごい変色してる。

外してみて確認したところ思った通りオーバーフロー管の根元にひびが入ってました。ここから水漏れしていたようです。

ちょっといじってたらこの通りぼっきり折れてしまいました。こりゃだめだ。
あとはすべて外した通りにはめるだけ。パーツをはめるときに外側のねじ止めリングの上下を間違って、全然固定できずに焦りました。幸いこの通り写真を撮りながら作業していたので、間違いに気づいてちゃんと完了できました。
すべて元に戻したら、止水栓なり元栓を開ける前にバケツでタンクに水を入れてちゃんと水漏れが無いか確認したところばっちり水漏れなし。ヤッター!
まとめ
水回りの修理は不具合が目で見えるので結構自力で治せるものが多いです。今どきはネットの動画や詳しい体験談もWebで探せるので確認して自分で治せそうと判断できればチャレンジしてみる価値ありです。そしてこんな古いトイレの純正品パーツが手に入るamazonすごいな。便利な時代になりました。
私もwebで他の方の交換手順を見て大変参考にさせていただいたので、自分の体験もどなたかのお役に立てればと思い、ちょっとバッチイ写真満載ですが書いてみました。
しかし、この不具合ってどうやら古いINAX製トイレ特有らしいです。今後リフォームするときは他のメーカーにするわ。