PiTaPaとICOCA 関西では結局どっちが便利なのか?

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JR・PiTaPaともにサービスが大きく変わりましたので追記しました。

今年からPiTaPaを使い始めて、すっかり慣れましたが、現在もICOCAも使っています。

なぜなら通勤はJRを使っているため定期としてのICOCAが手放せないのです。(ちなみに現在はJRは通勤に使わなくなったのでPiTaPaしか使わなくなりました)

どちらも便利なところと不便なところがあってなかなかどのように使い分ければ良いか悩みます。一度整理してみたいと思います。

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定期として使用する場合

ICOCA、PiTaPa共に定期として使用することができます。

ICOCA 

  • JRのみどりの券売機かみどりの窓口で発行可能 クレジットカードの使用可能
  • 2019年3月1日より阪急・阪神・能勢電・北大阪急行でもICOCA定期券が購入できるようになりました。

PiTaPa 

  • 窓口および赤色の券売機で発行可能 クレジットカードの使用可能
  • 定期券として発行しなくても、区間指定割引の登録をしておけば1か月(1日~末日)の登録区間の運賃総額と1か月定期券の金額の安いほうの金額を適用 登録はwebで可能
  • 一部のPiTaPaは定期券として使えない
  • 新規でPiTaPa定期を発行するには申し込みが必要なため時間がかかる

定期としての機能はどちらも変わりませんが、PiTaPaには区間指定割引の制度があります。一見便利そうですが、毎日乗るなら定期を買うし、1日~末日で区切られるのが意外と不便です。

Link PiTaPaの区間指定割引を使って通勤費を削減してみた

定期に関しては普通どちらかしか持たないと思うので、どちらが便利でも仕方ないですが、使い勝手や購入方法にあまり差はなさそうです。
ただし、新規でPiTaPaの定期を作るのには時間がかかるのはPiTaPa大きなデメリットです。私鉄でもICOCAの定期が買えるようになったので主に定期を使うならICOCAの発行が簡単です。

切符を買う場合

ICOCA

  • 事前にチャージが必要 金額が足りない場合は精算機で不足金額を精算するかチャージ
  • チャージは現金のみ(スマートICOCAを除く)

PiTaPa

  • ポストペイ方式のためPiTaPaエリアではチャージ不要 1月分をまとめてクレジットカードまたは口座から支払い
  • JRなど相互乗り入れ区間分(下記JR西日本のポストペイエリア以外)はチャージした分から支払い。設定しておけばチャージ金額が2000円を切るとオートチャージされるが、オートチャージはPiTaPaエリアでしかされない
  • 2018年10月1日よりJR西日本のポストペイエリアではPiTaPaでの後払いが可能なのでオートチャージが不要になりました。

ここが一番大きな違いです。

PiTaPaは後払い方式なのでチャージせずにどんどんと乗車できます。関西のICOCAはオートチャージもクレジットチャージもできないので、券売機などで現金でチャージが必要です。めんどくさいです。

以下はPiTaPaがJR西日本で後払いができるようになったので解決しました。
PiTaPaのオートチャージはPiTaPaエリアでしかされないので、JRばっかりに乗っているとチャージ金額が不足します。
その場合は券売機で現金チャージです。
私の場合は休日はバスと私鉄、地下鉄などPiTaPaエリアの使用がほとんどなので、足りなくなったことは無いですが、このあたりのバランスによっては現金チャージが増えて不便でしょうね。
なんでクレジット一体型のカードなのにwebでクレジットチャージができるようにしないのか?

電子マネーとして使う場合

ICOCA

  • Suicaなどの相互利用可能な交通系ICカードが使える場所ならどこでも使える

PiTaPa

  • Suicaなどの相互利用可能な交通系ICカードが使える場所でも使えない。別途PiTaPaに対応している端末があれば使える
  • オートチャージや現金でチャージした残高は買い物には使えない

ここはICOCAのほうが便利。通常は電子マネーが使えない店でもJRの駅ビルにある店舗ではICOCAが使えることが多いのでICOCAにチャージしておけば駅で困ることは無い。JRの駅構内では最強の電子マネー

PiTaPaは支払い方式が違うため相互利用可能なICカード対応の端末でも買い物はできないのが不便。
PiTaPaが買いものに使える店のほとんどはIDが使えるのでPiTaPaを買い物に使う場面がない。なぜかうちの会社の自販機はIDは使えないのにPiTaPaは使える。これは結構レアケースと思う。

新規発行

ICOCA

  • すぐに発行可能 
  • 券売機でも買える
  • デポジットとして500円が必要

PiTaPa

  • 申し込みから長いと1か月程度発行までかかる
  • クレジットカード付帯のものはもちろん、それ以外のものもクレジットカードと同等の審査がある

これがPiTaPaの普及がいまいちな最大の理由です。

私もこれが面倒で長年発行していませんでした。

審査が通らない場合は保証金預託制PiTaPaカードを使う方法もあります。その場合でも申し込みには本人確認書類と住所確認書類が必要です。

ツケで電車に乗るので当然ですがお金を回収できる相手にしか発行してくれません。クレジットカードが嫌いな人や審査落ち経験のある人は申し込みを躊躇してしまいますね。

発行まで時間がかかるので、新生活に向けて使いたいなどの場合は早めに申し込んでおく必要があります。

割引やポイント

ICOCA

  • 2018年10月より利用登録をすればICOCAポイントが貯まり、ポイントをチャージして使えるようになりました。(詳しくは Link ICOCAポイントサービス

PiTaPa

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記事を見ていただければわかりますが、いろいろとポイントや割引があります。特に大阪市営地下鉄の割引は1回目の乗車から事前登録なして10%割引なので便利です。

その他にもキャンペーンでポイントがつくこともあります。

この間映画に行ったときはSTACIA PiTaPaレール&ムービーキャンペーンで対象駅でPiTaPaで下車して対象映画館で映画を見ると300ポイントなんてキャンペーンもやってました。たまたま行き当ってラッキーでした。

まとめ

切符として使う場合は圧倒的にPiTaPaが便利!

電子マネーとしても使う場合はICOCAの使える場所が多いから便利!

と結構一長一短なのです。

Suicaなら全部解決できるんですが、関西だとSuicaはオートチャージできないし定期は作れないのでやっぱりICOCAが必要なんです。

私のようにPiTaPaエリアで休日によく乗車する人にはPiTaPaがお勧めです。使い始めてからとても便利になりました。

JRに乗る頻度が高い人にはPiTaPaのメリットはあまりないので、ICOCAで十分です。

スマートICOCAがもっとスマートになってくれれば使うんですけどねぇ。

Link PiTaPaが2018年秋からJR西日本でも後払い可能になる!

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