私はFP2級の資格を持っています。
なぜ資格を取ったかというと、20代で家を買うことにしたので、ローンのことや税金のことなど勉強することが多くあって、じゃぁ勉強したついでに資格も取ってしまおうと思って、試験を受けたら3か月くらいの勉強期間で一発合格しました。
事務職なら勉強の理解も早い
当時私は中小企業の事務職で、パートさんなどはいたけれど社員は自分一人だけだったので、総務・経理・人事と全部の事務系職業を担当していました。
そのため、FPの試験範囲に含まれる、個人の所得税や社会保険や年金については知識があったので、教科書を読んでわりと簡単に理解ができました。中小企業の一人事務職の方なら一から勉強する人より一歩リードした状態から勉強が始まられます!
とりあえず履歴書に堂々とかける国家資格ですので、知識のある事務職の方にはとってもおすすめです。
FP資格は2種類ある
FP資格には実は2つの種類があります。
国家資格の「FP技能士(1~3級)」と日本FP協会の民間資格ですが、世界標準規格の「CFP」とその基礎資格になる「AFP」があります。
2級FP技能士の試験はAFPの試験を兼ねているので、2級FP技能士に合格すれば、日本FP協会に登録するだけでAFP資格ももらえます。
FP技能士は更新等がなく生涯保持できる資格ですが、AFPは「継続教育によって最新情報を身につけながらFPとして活動する」という目的のために2年ごとの更新手続きを義務付けています。そのため、資格を維持するには費用が必要です。(年会費+継続教育テスト受験料など)
2級FP技能士の受験資格は?
私が受けたころにはまだ3級は無かったのですが、今は3級からありますね。
3級は特に受験資格は無いです。
2級FP技能士の受験資格は次の何れかが必要です。
- FP3級の合格者
- 実務経験2年以上
- 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
AFPの受験資格もほぼ同じですが、どの場合もAFP認定研修の受講が必要です。
2級FP技能士とAFPの資格取得は通信教育または通学で研修を受けるのが一般的です。
私も通信教育で研修を受けて、認定研修終了証を貰って受験しました。
FP資格を取って役立つこと
FPはまさにお金に関する専門家です。お金に関することに幅広く知識がつきます。
私も仕事柄、個人の給与に関わるお金(所得税や社会保険)についてはそれなり知識はありましたが、将来貰う年金や相続などこの先きっと役立つ知識も勉強できました。
今でも、何か調べたいときには当時のテキスト見返すこともあります。
日本でサラリーマンをしていると、まったく税金や保険のことに興味が無くてもうっかり脱税しないようにできているので、税金などに関してどうしても興味が薄くなってしまいますが、勉強してみると、年末調整してもらってそのままにしていると損することが結構あることに気が付きます。
多分これは国の不都合な真実だと思いますよ。国民が知らないままなら国は得しますから。個人的には全員確定申告すればいいのにと思っています。正直言って申告は全然難しくないし、自分の税金や控除額をきちんと把握したほうが税金の使い道にもシビアになれると思います。
FP資格は仕事に有利か?
正直言ってこれに関しては疑問。それほど難易度が高くないので結構持っている人が多いです。前の職場で同僚も持っていました。ただ、履歴書に書いたり、転職サイトの所持資格には登録したりできるので、アピールポイントにはなるとは思います。
独立FPの方にお会いしたこともありますが、たいていの方は税理士とのダブル資格とか保険の取り扱い業務もしている方が多い印象です。なかなかFPに相談する習慣は無いですものね。
保険業務と相性がいいので、保険会社などでは就職に有利に働くかも知れませんね。とりあえず私は仕事には全然活かしていないので、何とも言えないです。
FP2級の合格率は?
試験には学科試験と実技試験がありますが、学科試験の最近の合格率は
29年1月 39.43%
28年9月 40.12%
28年5月 38.97%
28年1月 34.76%
だいたい40%ぐらいですね。意外と低いなぁ。でも、それなりにちゃんと勉強すれば受かりますよ。範囲が広いので全部覚えきるのはちょっと苦しいので、過去問をしっかりこなして、80%くらい正答できれば大丈夫です。(試験は60%の正当で合格ですので結構甘い)
今から勉強すれば9月の試験に間に合いますよ!興味のある方は一度日本FP協会のサイトをのぞいてみてください。